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《大阪・少女強制性交》「被告への怒りは全く変わらない」“愛人の小学生の娘”を性のはけ口にした50代大阪工場社長に“実刑”判決

《大阪・少女強制性交》「被告への怒りは全く変わらない」“愛人の小学生の娘”を性のはけ口にした50代大阪工場社長に“実刑”判決

大阪・少女強制性交事件 #6

genre : ニュース, 社会

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 ヤマモト被告は控訴審でも同様に容疑を否認し、無罪を主張してきた。しかし、2022年9月6日、大阪高裁は「(被告の)供述は信用できない」とし、ヤマモト被告の主張を退けたのだ。

 この日、ヤマモト被告はグレーのTシャツにスウェット姿で法廷に現れた。以前のような恰幅の良い姿には程遠く、かなりやつれたようにみえた。

「一審の公判中、多額の保釈金を支払い自由な生活をしていたヤマモト被告ですが、一審判決後は保釈金が払えず、拘置所に収監されていたようです。ヤマモト被告には二人の娘がおり、娘たちはこれまでも小さな子どもを引き連れ、何度も傍聴に来ていました」(同前)

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 午前10時からはじまった控訴審には数人の傍聴人の姿があり、ヤマモト被告の愛娘も判決を見届けていた。裁判長が判決文をよみあげる際には涙目で父親をみつめ、20分後に閉廷となってもなかなか席を離れようとしなかった。

写真はイメージ ©iStock

B子ちゃんの傷が癒えるにはまだまだ時間がかかる

 高裁判決を受けて、被害者たちは何を思うのか。A子さんの知人によると、一家は平穏な生活を取り戻しつつあるが、B子ちゃんの傷が癒えるにはまだまだ時間がかかるという。一方、ヤマモト被告から性暴力を受けたとして、昨年6月に文春オンラインの取材に応じたD子さん(♯4参照)は憤りながらこう語った。

「本人が容疑を否認しているので、無罪になったらどうしようかと思っていました。でも、いろんな証拠が出てきて、高裁でも認められたことはよかったと思っています。今でもヤマモト被告に対する怒りは全く変わりません。まずは、自身が犯した罪と向き合ってほしい」

 塀のなかで、ヤマモト被告は自身の罪と向き合うことができるのだろうか。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

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