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【初公判】《白金高輪硫酸事件》「3次元の女には興味がない」高校時代の親友が知る容疑者の素顔 文化祭ではたった1人で千本桜の“ヲタ芸”を披露

genre : ニュース, 社会

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 事件を起こす5日前、花森は行きつけの喫茶店で『育てていたカブトムシが2万円で売れたんです!』と喜んでいるのが目撃されているが、高校時代から金銭への執着は強かったという。

羽田空港に護送された花森容疑者 ©文藝春秋 撮影・細田忠

「自分で育てたカブトムシやクワガタは高校時代から売っていました。『ヤフオクで昆虫がいい値段がついた』という話をよくしていましたね。昆虫以外にも手広く転売をしていて、当時流行っていた『ラブライブ!』の映画が公開された時も、週替り特典の色紙やメッセージカードなどを『これは売れるかもしれない』と言って毎週映画館に通っていました。他の友人は1回しか行かなかったので、変なやつだなとは思っていました」

生徒会の一員として卒業アルバムに収まる花森容疑者

たった1人で体育館のステージでヲタ芸

 そして、同級生たちの間で花森のイメージを決定づける出来事が高校3年時の文化祭で起きた。

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「体育館のステージの自由参加の出し物に立候補して、花森がたった1人でサイリウムを使って初音ミクの『千本桜』のヲタ芸を披露したんです。会場はワ―っと盛り上がり、本人も満足そうな顔をしていました。ボカロやアニソンが好きで2年生くらいからヲタ芸にハマって動画を見ているのは知ってましたけど、そんな目立つことをするタイプではなかったのでみんな驚いていました。他の高校のヲタ芸仲間と集まって駿府城公園でよく練習していたようです」

高校時代の花森容疑者がヲタ芸の練習をしていた駿府城公園 ©文藝春秋

 趣味の世界では社交的だったが、学校内の人間関係は特に女性に対しては奥手だったという。

「花森はヲタク気質を隠す様子もなくて、夏休みに秋葉原に行ってメイドカフェに行ったことを自慢げに話していました。学校で女子と仲良くなるどころか避けているくらいで、『3次元の女には興味がない』と公言していたのを覚えています」

「3次元の女には興味がない」と豪語していた花森だが、高校卒業後に通っていた予備校時代に女子生徒に対して執着心を発揮してトラブルを起こしていたことが取材でわかってきた。(#4へ続く)

検察庁に身柄を送致される花森容疑者 ©文藝春秋 撮影・上田康太郎

8月30日(月)22時からの「文春オンラインTV」では本件について担当記者が詳しく解説する。

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