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美女ふたりと振り返る2017年のバファローズ名場面

文春野球コラム 2017 to 2018

2018/01/05
note

チーム以外のコンテンツが充実しているのもBsの魅力

 続いてNATSUMIに聞いてみると「西投手と小谷野選手のヒーローインタビューの試合です」との答え。恐らく6月25日の対ロッテ戦の事だろう。「その日はキッズチアアカデミーのグラウンド発表会で、キッズチアの子供達と試合の経過をずっと見てたんです。小谷野選手のホームランが格好良かった」

 なるほど、それはさぞ印象に残っている事だろう。そうだった。NATSUMIはもうひとつの顔「NATSUMI先生」としても活動してるのだった。実はこの「NATSUMI先生」に限らず「KYOKO先生」や「NORI先生」など、キッズチアアカデミーのインストラクターを務めているメンバー・OGもいるのだ。プロ野球チアがチアを夢見るキッズ達に直接指導するのである、それはそれはキッズにしてみれば胸キュンで日々の練習にも気合が入るってもんだ。そしてキッズチアの先生達にとってみればグラウンド発表会は可愛い教え子達の晴れ舞台。さぞ特別な想いで試合を見守っていた事だろう。

 続けてNATSUMIが口にする。「試合の勝敗も勿論なんですが……試合時間が長くなると子供達が緊張している時間も長くなるからとても大変で。以前はグラウンド発表会の時に試合が長くなるってジンクスもあったんですが、あの試合は試合時間も短くてそれも印象的だった。本当に良い試合でした。子供達の集中力が途切れなかったので(笑)」

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 調べてみると6月25日の試合時間は2時間55分、確かにすんなり試合が終わった印象だ。Bsの2017シーズンの平均試合時間は3時間14分、8月1日のブランドン・ディクソン投手が先発した試合などは5時間11分もかかっているのを鑑みると、まさに西勇輝投手さまさまであった事だろう。流石はノーノー男! 2018シーズンも頼むぞ!!

 今回対談した2人はそれぞれ「BsステージのMCとして」「キッズチアアカデミーのインストラクターとして」違う視点から野球観戦の楽しさを伝えてくれた。こんな風に、チーム以外のコンテンツが充実しているのもBsの魅力のひとつだろう。バファローズポンタの残留も決まったBsの2018シーズン。グラウンドで戦うチームの快進撃は勿論の事、それを裏から支える沢山のコンテンツにも注目して貰えると、きっと球場に来るのが3倍楽しくなるはずである。

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