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楽天イーグルス金曜日問題。“ブラックフライデー”の呪縛をとく方法

文春野球コラム ペナントレース2022

2022/09/25

『決戦は金曜日』に『嵐の金曜日』、『フライディ・チャイナタウン』に『ファッキン・フライデー』と立て続けに金曜日ソングを大音量で流しまくってもこの呪いは全くとける気がしない。

 楽パで発生する大量の蛾や野鳥の襲来も、村田兆治がマサカリ、じゃなくて携帯電話片手に羽田空港で逮捕されてしまったのも、それはきっと金曜日の呪いのせいなのかもしれない。

金曜日に18連敗 ブラックフライデーの呪縛

 9月23日金曜日。ペナントの雌雄を決するイーグルス8連戦の初戦。金曜日なのに14時から始まるデーゲーム、試合前に盛り上がるいぎなり東北産のライブと始球式。いつもと違う雰囲気に、今日はなんだかいけそうな気がするなあ、とボクは勝手に一人で盛り上がっていた。その直感は当たったのか、立ち上がり不安な涌井秀章が序盤からランナー出しつつも5回まで無失点。1塁ランナーをおいてエンドランがかかったピンチの場面、レフト小深田の好送球、ショフトな守備に魅了される。4回、スライダーを仕留めた浅村様の先制タイムリーをみて今日できっと呪いはとけるんだ!と安心して観戦していた。

 しかし、ブラックフライデーはここからが強かった───。

 6回日本ハムの攻撃、清宮に同点打、アルカンタラに勝ち越しタイムリーを打たれ涌井がノックアウト。粘る楽天も7回辰己のHRで追いつき、同点の9回守護神・松井裕樹を投入する展開となる。10回のマウンドに立ったのは、プロデビューから22試合連続無失点、日本記録タイとなる宮森智志。今最ものってる男にここはピシャリと抑えてもらって、23試合連続無失点日本記録を更新してもらい、さあサヨナラ!と意気込んだが……展開は皆さん知っての通り、宮森ですらも飲み込まれてしまうブラックフライデーの呪縛……。

 そして今週も勝てなかった────。

 金曜日の連敗は今シーズン18連敗まで伸びた。本拠地楽天生命パーク宮城での試合に至っては昨年6月25日の対ソフトバンク戦から勝利できていない。

 瀧中瞭太が対オリックス戦、5月6日金曜日に白星をあげた後、全く勝てなくなってしまった。その瀧中が登板した5月13日金曜日からはじまった悪夢、瀧中自身も金曜日4連敗を喫し、そのまま出場選手登録抹消、先発ローテから外れていく。(瀧中は7月20日火曜日に北九州の対ホークス戦へ復帰すると白星ゲット。しかし後半戦開幕から再びに金曜日の先発を任されるとそこからフライデー連敗……)

 8月に入ると瀧中のあとを引き継いだ岸孝之が4連敗。田中将大、則本昂大、涌井秀章らが投げようが呪いは続くよどこまでも。スポーツ紙の担当記者ですら「同じ曜日にこんなに負けるの見たことない」と言った異常事態。