昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2018/01/06

飛躍のカギは平田、周平、そして捕手

 攻撃陣では覚醒した福田、新人王を獲得してさらなる飛躍が期待される京田、そして今や打撃陣のリーダー格に成長した大島には昨年以上の成績はもちろん残してもらう皮算用だが、彼ら以上に期待し、奮起を期してもらいたいのが平田である。彼が2年前、盛んに叫んでいたドラゴンズ愛をぶちかますが如く、昨年の分と合わせ走攻守においてファンを狂喜乱舞させてもらいたい。願わくば四番にドカンと座り、太っていようとなんだろうと打てば文句ねぇーだろ! ぐらいの面構えで相手ピッチャーを威嚇して欲しい。まあ冗談はともかく来日する新外国人ははっきり言って水物。打てたらラッキーと思うくらいで、平田がドラゴンズの真の四番に成長しなければチームの未来はない。それぐらいの思いを持って今年はプレーすべきである。

 平田同様に期待するバッター、それはもちろん高橋周平。でもね、もう本当に今年が最後。今年ダメならさすがの私も三行半つきつけちゃいます。なのでここはもう一度馴れたサードのポジションで勝負させてあげませんか、森監督。福田はファースト。いつまでいるか分からないビシエド他、外国人選手はレフトのポジションを大争奪戦してもらいましょう。とにかく育てなきゃ! そして使わなきゃ!

 育てる使うといえば、育成選手。昨年末台湾で行われたウィンターリーグで大活躍した一本足打法の渡辺勝、そして豪腕ぶりを発揮した木下あたりは実戦の場を昨年以上に与えてもらいたい。三軍制が敷けない現状には残念の一語だが、泣き言を言っても仕方ない。若手には一にも二にも実戦の場を与える。チーム方針として断固として実践して頂きたい。

 そして強竜復活のカギを握るのはここのところ毎年叫ばれている正捕手問題。扇の要は143試合固定してこそチーム力はアップする。FAで日本ハムから大野奨を獲得。但しレギュラーを与えるわけではなく、他の捕手らと競争することを森監督は入団会見時明言している。もう今季は日替わりスタメンはご勘弁。強いドラゴンズにはいつの時代も正捕手がデーンとホームベース後ろに構えていたわけで。木俣、中尾、中村、谷繁と続いた名女房を誰が継ぐのか今から楽しみでならない。

真の四番打者への成長が期待される平田 ©文藝春秋

 こうツラツラと書いていると不安要素は全くなく、楽しみしか頭に浮かんでこない。まあウチ以外の11球団のファン全てがこの時期、皆同じ思いなのだろうが、もう私にははっきり見えるね、森監督を胴上げするシーンが。そんな妄想を頭に浮かべ、今年もドラゴンズのゲームを見て、どれだけ喜び、怒ってはわめき、感動して泣くことだろう。果たして酒を何リットル呑んでしまうのか。ドラゴンズの勝利に酔いしれる夜を多く過ごしたい。そして多くのファンと今年も喜びを分かち合いたい。そんな願いを持って、今年一年もまた応援していきます。

 同じ名古屋を本拠地に持つ名古屋グランパスが昨年J2から一年でJ1復帰。昇格を果たしたゲーム後、佐藤キャプテンがファンに向けた感謝の言葉が今も耳に残っている。

“風が吹いたぞっ!”

 ドラゴンズにも熱い風を吹かせようじゃないか! そして私たちファンにとっても思い出に残る素晴らしい一年にしようじゃないか! ナゴヤドームに足を運んで、是非みんなでドラナインを応援しよう! もう開幕が待ちきれない。ねえ、もういくつ寝ると開幕なの?

◆ ◆ ◆

※「文春野球コラム 2017 to 2018」実施中。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイト http://bunshun.jp/articles/5757 でHITボタンを押してください。

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春野球をフォロー