ミチ子 YouTubeでも体型を笑い話にしてますけど普段もほとんど同じテンションで、2人で移動中に弱冷房車に乗っちゃった時は「弱があるなら強冷房車も欲しくない?」とか言ってダッシュで冷房が強い車両に移動したり。
えりぴよ でも“強冷房車両”があったら、めっちゃデブが集まって逆に暑くなりそう(笑)。
――「びっくえんじぇる」はYouTubeでの活動が話題になることが多いと思うんですが、いわゆるアイドル的なライブ活動との割合はどんなイメージなんでしょう。
ミチ子 今は結構ライブにも出させてもらってるんですが、知ってもらうきっかけは圧倒的にYouTubeが多いです。普通のアイドルライブに出てもお客さんのニーズと違うことも正直多かったので、YouTubeを頑張ろうっていう意識は他のアイドルの方よりは強かったかもしれません。
えりぴよ デビュー当初の頃は、たくさんの方にびっくえんじぇるを知ってもらうためにYouTubeをメインに活動していましたが、デビュー5年目にしてやっと周りから少しずつ『アイドル』として認めてもらえることが増えてきて、最近ではYouTubeとアイドルとしてのライブ活動の割合が同じくらいになってきました。
「1カ月で10kg増えた、人間すごい!」
――近年は「ぽっちゃり」という言葉も定着しましたが、お2人は「デブ」を愛用されていますよね。
ミチ子 「デブ」って今はまるで存在全否定みたいな言葉ですけど、私たちが「デブだけど楽しい」「デブだけど幸せ」っていう状態を広められたら、この言葉のネガティブな意味が減るんじゃないかなと思ってるんですよね。あとは「まぁデブだしな」っていうシンプルな理由もあります。
えりぴよ 私は実は小さい頃に「デブ」って言われるのがすごい嫌だったんですけど、今は逆に、デブでもいいじゃん♪ アイドルにもなれるしファッションだって楽しめるのに、っていう気分です。
――「太ってても別にいいじゃん」という感じはとてもわかります。お2人が「体の半分が脂肪!」と笑ってる時も、体型について自虐っぽさが少ないのがいいなと思っていました。
ミチ子 ありがとうございます。たぶん私たちのことを応援してくれる人も「人生を楽しんでそう」っていう意味で「可愛い」とか言ってくれてるのかなって思うことはあります。美容だったり、ファッションだったり、もちろん何か食べてる時も、だいたいバカ笑いしてるから(笑)。
えりぴよ 私も昔そうだったんですけど、ちょっと太っただけで「こんなデブな私が何を着てもメイクしても可愛くないな」ってネガティブになっちゃう人って結構いると思うんですよね。でも私たちは「1カ月で10kg増えた、人間すごい!」みたいな感じ(笑)。その時の体型に合わせてメイクして服を選んで、人生楽しんでます。