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なぜ今メジャー挑戦を容認? 藤浪晋太郎を“飼い殺し”にした阪神の思惑

なぜ阪神は藤浪を飼い殺しにしたのか

 マウンド上でも深刻な不調に陥り、追い詰められていく。16年7月には大量失点したことに激怒した金本知憲監督が懲罰で161球を投げさせた。8月には初回7失点と試合を壊し、ベテランの福留孝介にベンチで公開説教を食らった。

「精神的に苦しんでコントロールが定まらず、死球が増えた。対戦相手が安全対策に左打者を並べたことも。ただやはり素材は一級。11球団からトレードの申し入れが来たが、『育成の失敗を晒したくない。アマチュア野球のスカウト活動に影響が出る』と球団は拒否し続けた。藤浪は『それならメジャー行かせてくれたらええのに』とボヤいていたが、飼い殺し状態になってしまった」(球団関係者)

©文藝春秋

 実は大リーグ志向が強かった藤浪。18、19年はダルビッシュ有との自主トレで汗を流していた。

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「この頃からメジャーのスカウトが視察に訪れるようになり、去年、本人が球団に相談。球団も『他球団で活躍されるよりメジャーに出す方がマシ』と方針転換しつつあり、今回の“挑戦報道”が出た。一部選手からは『また藤浪のワガママを聞くのか』との声もありますが……」(同前)

 批判の声を黙らせるには、結果を出すしかない。

なぜ今メジャー挑戦を容認? 藤浪晋太郎を“飼い殺し”にした阪神の思惑

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