自民党の馬場成志参院議員(57)が、統一教会系団体に後援会を設立してもらっていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

  馬場氏は、熊本県選出の参院2回生。岸田派に所属し、現在は自民党参院副幹事長を務めている。

後援会設立時に撮影された馬場成志氏(Facebookより)

 今回、関係者から入手した写真は、2013年5月に撮影されたもので、あいさつに立つ馬場氏の背後に「馬場成志後援会 成和会発会式」との看板が掲げられている。

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 統一教会問題の取材を続けるジャーナリストの鈴木エイト氏が「成和会」という名称について解説する。

「後援会名は、議員側から1文字、統一教会側から1文字、互いに1文字ずつ出し合うのが慣習のようです。木原誠二官房副長官の『誠世会』も、誠二から『誠』、世界平和連合から『世』を出しています」

 この写真は一時、SNSに投稿されていたもので、統一教会を巡る問題が大きく報じられるようになってから閲覧できなくなった。投稿者は、熊本県の統一教会系団体、一般社団法人「熊本ピュアフォーラム」の責任者の1人。同法人の事務局長は、統一教会の政治団体「国際勝共連合熊本県本部」代表でもある。

  地元記者が語る。

「2010年代から統一教会が重視する『家庭教育支援法』の制定を求める意見書が全国の地方議会で可決されました。中でも、熊本は全国で一番早く家庭教育支援条例が制定されました。この意見書を請願したのが熊本ピュアフォーラムでした」