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「コロナ前はYou Tubeの配信で月50万円は稼いでいた時期もありましたが、そのうち『ライブが延期になって収入がないから助けて欲しい』って。私だけではなく、関係を持った多くの女性に『携帯代が払えない。連絡がつかなくなったら困るだろう』などとお願いし、口座にお金を振り込ませていました。コロナ禍以降、数少ないライブと女性たちからの援助で食いつないでいるような状態でした」(同前)

 その後、田中は今年2月24日、名古屋市内のホテルで覚醒剤を所持していたとして2度目の逮捕。懲役1年8カ月、執行猶予3年の判決が下されたのは、6月20日のことだ。ところが判決のわずか9日後の6月29日、地元の柏市で覚醒剤を所持していたとして3度目の逮捕。供述調書によると、判決2日後の同月22日頃から2、3回使用を重ねていたという。

黒縁メガネ、黒いマスク姿

薬の入手ルートで虚偽「家族に迷惑がかかると思って」

 10月27日、千葉地裁松戸支部の証言台に立った田中は弁護人から「もう二度と使わないと約束したのに、なぜまた使ったのか?」と問われ、「ネットなどで覚えのない記事が出され、多くの誹謗中傷があり、それによる不安やストレスからです」と証言した。

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「田中は覚醒剤の入手ルートを『密売人から買った』と供述していましたが、それは嘘だった。被告人質問では『実際は自宅のウォークインクローゼットにある箱に保管してあったものだ』と証言し、嘘をついた理由について『家族に迷惑がかかると思って』と説明していました」(前出・社会部記者)

左腕には芸能界入りした日が刻まれている(本人のインスタグラムより)

 そして今回、A子さんへの恐喝容疑で4度目の逮捕となった。捜査はどのような道筋を辿るのか。捜査関係者が言う。

「田中の銀行口座に、複数の女性から数万~10万円程度の振込が多数あったことを確認している。同じような被害者が全国にいる可能性が高いと見て、余罪についての捜査を続けていくことになります」

 2度あることは3度、そして3度あることは、4度あるのだった。

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