久々のWBCなので今からワクワクしている
松坂 そう。考える時間が10分しかなく、メジャーの事情などを考慮しない僕の希望のオーダーを書いた。こんな感じだったかな。
1番・二塁山田哲人、2番・DH大谷翔平、3番・左翼吉田正尚、4番・右翼鈴木誠也、5番・三塁村上宗隆、6番・中堅柳田悠岐、7番・一塁牧秀悟、8番・捕手森友哉、9番・遊撃源田壮亮、投手ダルビッシュ有。
斎藤 翔平は2番でDHですか！
松坂 メジャー組は大人の事情があるから参加できるかどうか分からないけどね。ただ、マイク・トラウト（エンゼルス）、ナ・リーグMVPのポール・ゴールドシュミット（カージナルス）、ナ・リーグ打点王のピート・アロンソ（メッツ）、あるいはサイ・ヤング賞3度のクレイトン・カーショー（ドジャース）など大物スター選手が続々参戦を表明しているので、他の選手も出場しやすい環境にはなった。（注・12月末時点で大谷、吉田、鈴木、ダルビッシュの参戦が確定）。
久々のWBCなので今からワクワクする。
裏の裏の裏をかく戦術家・栗山監督
斎藤 各国がフルメンバーならめちゃくちゃ見応えがありますね。いやあ、楽しみ！ 先発は誰ですかね。
松坂 山本（由伸・オリックス）じゃない？ でも、1戦目が中国で2戦目が韓国だから、山本は韓国戦ということもあるかも。
斎藤 一次ラウンド、準々決勝ラウンドを勝ち上がるとして、優勝するためにはまず準決勝が大事。この時の先発投手がカギになるんじゃないですか。決勝戦は気合で行っちゃう（笑）。
松坂 そうだね。そうなるとダルビッシュかな。そこを決めておいて逆算してローテーション組むのもありかも。ただ、栗山監督がどう判断するかで大分違ってくる可能性はある。
斎藤 栗山監督は、裏の裏の裏をかくような戦術家なので、僕も読めません（笑）。試合のたびに対戦相手を徹底的に分析し、それでオーダーを組むこともあるし、とにかく日ハム監督時代には、“栗山マジック”で何度も逆転劇を導いた方なので。
