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歴史文化学研究者 青木淳子 氏:
成年皇族になられて、国民の前に初のローブモンタント姿でした。
幼少期からご成年以前の愛子さまのファッションは、フリルやレースなどかわいらしい装いが多かったとお見受けしています。でも、成年を機にシンプルで格のあるものをお召しになっているような気がします。

また、新年のお召し物について、雅子さまとの共通点を指摘します。

 

歴史文化学研究者 青木淳子 氏:
雅子さまのドレスの袖口のデザインと、愛子さまのドレスの袖口のデザインが同じだったんですね。袖口のところに6つの小さなボタンが並んだものです。
お手振りをされる時に、雅子さまと愛子さま並んで、手を振られますけれども、その時の袖口のデザインがまったく同じっていうのが、私はすごく、“2人の親和性”というものを感じられるなあと思って、拝見しました。

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成年皇族としての愛子さま 意識の変化

 

愛子さまの“変化”はファッション以外にも…

12月28日、ご家族揃って六本木の映画館へおもむかれた愛子さま。
厳しい地域医療をテーマに命の尊さや人と人とのつながりを描いた『Dr.コトー診療所』のチャリティー上映会を鑑賞されました。

 

上映開始を待つ間には、主演俳優の吉岡秀隆さんに自ら声をかけて会話を弾ませ、鑑賞後の懇談でも積極的に会話に加わられたといいます。

懇談後、吉岡さんは愛子さまのご様子について、「愛子さまが『吉岡さまのふわっとした雰囲気がコトー先生にぴったりなんですね』と。さらに、ふわふわしてしまいました。愛子さまはとても素晴らしい感想をおっしゃってくださっていたんですけれど、半分、緊張のあまり、(頭が)機能しなくて…」と話しました。

ベテラン俳優の吉岡さんとも、自然体で交流された愛子さま。

フジテレビの皇室担当・橋本寿史解説委員は、愛子さまの振る舞いの変化をこう読み解きます。

 

橋本寿史 解説委員:
どういうことをお話をしていけば自分のことを理解されるのかという、言葉をいろいろと選ばれながら、いろいろ話をされている。
愛子さまは、昔は本当に大変シャイな方でいらして、お母様の陰に隠れたりといろんなお姿を見ていたんですけれども、今、本当に人前に出るということに慣れてこられた。
やはり皇族としての意識を強く持たれていて、国民にどう見られるかということも、よくお分かりになられている。

2023年、愛子さまは成年皇族としてどのような公務に臨まれるのでしょうか。

橋本寿史 解説委員:
2023年の1年間は (大学)4年生ということで、卒業に向けて学業が、多分お忙しくなられると思うんですね。
ただその中で、私が注目と言いますか期待しているのは、愛子さまおひとりで公務に臨まれるというケースがあるかどうか。いろいろ両陛下やほかの皇族方がやられてきたようなご公務をなさると思うんですけれども、そういう形でなされるといいなと、私は楽しみにしています。

(めざまし8 1月4日放送)