「荒れる成人式」で広く知られる北九州の新成人たち。ド派手なスタイルで自らを飾り立てる彼らは何を考えてどう生きている!?
今回は自身を「神」だと語る、吉永陸矢大王のエピソードをご紹介。
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2002年生まれで今は車の整備関係の仕事をしています。中学を卒業してから、現場系と、アパレル関係の仕事を経て、父親のやっている会社で働いている感じです。
20歳になって、俺は王様から神に変わったんで、今日は雷神の衣装を着ました。不意に思ったんですよ。高校を退学になったタイミングくらいで「あ、俺、他の人よりも偉いな」って気づいて。今日の式典の主役はぼくなんです。
神なんで、この衣装も実はタダなんですよ。普通にやったら25万くらいはかかるんですけどね。本当は貸衣装屋が親の後輩だからっていう理由なんですけど。北九州のド派手な成人式は、他の県にはない伝統ですし、今回が派手に遊ぶ最後なんで、しっかり衣装を決めました。
成人式で一番楽しみなのは女の子と会えることですかね。この後の同窓会が楽しみです。あ、あと他にはテキサスホールデムポーカーをやるのが楽しいです。今年は海外のカジノにも行こうと思っていて。
これから俺の人生は上がっていくだけなんで、ほんと未来には希望しかありません。
親に対しては、迷惑をたくさんかけてきたんですけど、ここまで育ててくれて本当に感謝のかぎりです。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。