「荒れる成人式」で広く知られる北九州の新成人たち。ド派手なスタイルで自らを飾り立てる彼らは何を考えてどう生きている!?

 今回は華美な衣装に身を包む新井璃音さんの、新成人を迎えた上での人生観について紹介する。

取材に応えてくれた新井璃音さん

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 爪、可愛くないですか?

 普段はたまに小倉の方のガールズバーに出勤していて、今日は地元の友達と「みんなで豹柄~」みたいな感じで衣装を合わせてきたんです。去年の3月くらいから計画してて。

 

 全部合わせたら、衣装代を割り引いてもらっても30万円くらいかかった感じですね。費用はママに出してもらいました。事前に「決まったら、いくらかかるか教えて~」と言われていたんです。

 小学校、中学校の頃は割と普通に過ごしていました。警察に逮捕されたこととかもなくて、あってもちょっと注意されたりしたくらいですね。

後ろでおどける男性が「全然普通じゃなかったじゃないですかー!」と語る

 成人式を迎えての感覚は「あ、なんか、大人なんや~」みたいな感じです。毎日の楽しみは飲みに行くことですね。好きなのは麦の緑茶割り。居酒屋とかガールズバーとか、知り合いの店にも行くし、全然知らない店にも行ってます。

 これからの人生は、なんだろ。まずは貯金したい! 貯金できるようになりたいですね。今は財布の中が全財産、みたいな感じなんで、500円玉貯金とかでもいいけん、貯金ができるようになりたいです。特にお金を貯める目的があるわけではないんですけど、あっても困らないじゃないですか!

たくさんの花束が贈られていた

 周りはもう子供が3人いたりする友達もいるんですけど、私の場合、結婚は30歳くらいでいいと思っています。友達の子供、くらいの距離感がちょうどいいな~と感じるんですよね。

幼少期の璃音さん(右)

 そんなふうに思いながらも、これまで育ててくれた親には本当に感謝しています。なんやろ、ありがとうございます、という気持ちですね。