売り上げ1000万円の“ツケ”を回収するため、20代女性を東京・吉原などのソープで働かせたなどとして、売春防止法違反の疑いで逮捕された秋葉拓也容疑者(27)。
事件が発覚し逮捕されたのは、子供3人とシングルマザーと同棲して“良き父”の顔で、子供の保育園の送り迎えをするなど充実した生活を送っていた只中のことだった。ホスト時代の客に苛烈な取り立てをしたことが明らかになり、そのギャップに戸惑う周囲の声は少なくない。
秋葉容疑者が働いていた店舗は、日本最大のホスト街である歌舞伎町2丁目にあった。コロナ禍以降、街は空前のホストブームに沸いている。マッチングアプリで気軽にホストと出会えるようになって客の裾野は広がったという。普通の会社員女性が沼にハマっていく様子は♯2で取り上げた通りだ。
子供に懐かれる優しい男がなぜホストになったのか
なかには“闇金レベル”の執拗な取り立ても行われるという厳しい世界だが、「秋葉容疑者はそんな男同士のギラついた競争下にいた人には全く見えなかった」と近隣住民らは声をそろえる。秋葉容疑者は、なぜホストの世界に足を踏み入れたのか――。
「彼は借金を抱えていた」
そう語るのは、秋葉容疑者が在籍した店に通い本人とも接点があったという20代女性だ。