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20日間監禁し1億円の暗号資産を強奪した犯人は三菱電機前社長の息子だった

 1月18日、計8人の男を営利目的略取と監禁の容疑で逮捕したと京都府警が発表した。主犯格とされたのは大阪市の会社役員・杉山玲央(れお)容疑者(30)だ。

杉山玲央(自身のSNS)

 社会部記者が解説する。

「昨年6月、杉山は自身が経営する大阪市のスポーツジムで、会員の男性が多額の暗号資産を所持していると耳にし、犯行を計画。ジムでトレーニング中の男性を車で連れ去り、滋賀や京都のゲストハウスなどに監禁。粘着テープで縛った上、『逃げたり、嘘をついたりしたら家族を殺す』と脅して頭部を踏みつけるなどの暴行を繰り返し、ビットコインなど仮想通貨の口座のパスワードを聞き出した。1億円以上に相当する暗号資産を奪っています」

杉山のスポーツジム(公式LINEより)

 監禁は20日以上に及んだが、男性は何とか自力で脱出。通行人に助けを求めたことで事件が発覚した。

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「暗号資産は別の人物名義の口座に移されており、府警は杉山らの関与を調べています」(同前)

 杉山は姫路市生まれ。高校まで地元で過ごし、野球部に所属。推薦で東海大学海洋学部に進み、2015年に卒業後、三菱電機の100%子会社、三菱電機冷熱機器販売に就職した。