テレビから“消えた”手越は今、何を思うのか。そして最も思い入れのある“あの番組”へのメッセージーー。(全3回のうち3回目/#1#2を読む)

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テレビ出演が減った現状をどのように思っていますか?

――2020年6月にジャニーズ事務所を退所されて、現在のお仕事の状況はいかがでしょうか?

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手越 事務所にいた頃より、はるかに忙しいですね。スポーツのお仕事や音楽活動、ゲーム番組に、打ち合わせや会議も入ってくるので、毎日あっという間です。

©杉山拓也/文藝春秋

――しかしテレビに関しては、以前に比べて手越さんの姿を拝見する機会が減りました。この状況についてどう思いますか。 

手越 なかなかね…(笑)。やっぱり17、18年くらいずっと地上波にお世話になってきたのは、確かなんです。音楽番組も、もちろん『イッテQ!』やサッカーの番組でもお世話になって育てて頂いたのは今でも忘れていないですし、ありがたく思っています。そのおかげで手越祐也という名前を知ってもらい、本当に感謝しかありません。

 僕の仕事のメンバーもそうなんですけど。昔から、テレビ局のスタッフ、プロデューサーとかディレクターとか、他の方もそうですけど、心の近い距離で一緒に作っていくのが好きで、ファミリーみたいな感じでやってきた仕事もたくさんあるんです。