15歳でジャニーズ事務所に入所した手越祐也は、オーディションからわずか約10カ月という異例の速さでNEWSのメンバーとしてデビューを果たした。15歳だった少年が初めてジャニー喜多川氏、山下智久(山P)らと出会い瞬く間にデビューした日々を辿る。(全3回のうち1回目/#2、#3を読む)
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すぐにV6のライブに連れていかれ…「うわぁ、『学校へ行こう!』の人たちだ」
――手越さんは15歳のときに、ジャニーズ事務所に入所されましたが、はじめてジャニーさんに会った日のことは覚えていますか?
手越 オーディションのときかな。NHKだったような気がします。ジャニーさんって一切偉そうにしてないし、顔だしもしないから、すぐにわからなかったんですけど。あぁ、あの人がそうなんだって。
――オーディションのときは、お話しされましたか?
手越 話しましたよ。オーディションの後に、そのままV6の代々木体育館のライブに連れて行ってもらったので。
僕と、もう1人か2人くらいいたかなぁ。オーディションが終わって、雑誌の取材に行って、そのまま代々木体育館のライブに連れて行ってもらいました。
――オーディションからそのままV6のライブとは、びっくりしませんでしたか?
手越 びっくりしましたよ! 「うわぁ、『学校へ行こう!』の人たちだ」って。世代なんで(笑)。その日は見学だけさせてもらって。
「YOU! やっちゃいなよ!」
――改めて今、ジャニーさんに対して、どんな思いがありますか?
手越 僕、ジャニーさんが作ったジャニーズの世界観が大好きだし、いまだにパパだと思うくらい大好きな存在です。ジャニーさんが俺の履歴書を見つけてくれて、オーディションに呼んでくれて、15歳でクソガキだった俺を、NEWSというグループに組ませてくれて。今も幸せだけど、ジャニーズ時代も幸せだったって、辞めた後も胸張って言えるので。全てジャニーさんのおかげなんです。だから、僕は去年のツアーのときに、ジャニーさんとメリーさんのお墓にはもちろんご挨拶をしに行ったし、今後も行くつもりだし。やっぱりジャニーズを離れた今も、心からの感謝があります。