手越 ほぼないですね。あっても2ステージくらい、がっつり誰かのツアーとか一緒に回った記憶がないので。ジャニーズジュニアって、デビュー前に先輩と一緒にツアー回ったりしますけど、僕、単発で、しかも1曲、2曲とかのレベルなので、あんまり記憶がないですね。
デビューは嬉しかったです。でも最初はきつかったですよ…。
――手越さんがジャニーズに入って約10カ月後には、NEWSのメンバーに加入されました。既に活躍されているメンバーとも同じグループになりましたが、いかがでしたか?
手越 きつかったですよ…。こういう性格なんで、サッカーやろうが、学級委員長やろうが、今まで何をやっても一番目立つ存在だったんです。クラスの人気者みたいな感じで。
それが、グループの中では年下で、芸能の仕事も経験が浅くて、人気も知名度も一番下で。僕よりはるかに数年先輩と組まされるわけじゃないですか。もちろん、デビューできたのは嬉しかったですよ。嬉しかったけど、最初はかなりきつかったです。
――デビュー当時は、山下智久さんや、錦戸亮さんがセンターにいることが多かったと思います。自分が前に出たいとか、嫉妬のような感情はありましたか?
手越 負けず嫌いだから、絶対いつか追い抜いてやろうとか、自分のストロングポイントを出して、アピールしなきゃっていう思いはあったけど…。でも単純にカッコよかったので、そんな気持ちはありませんでした。
――おふたりが。
手越 まだイモっぽい僕と、当時からキラキラしてた(山下)Pさまとか(錦戸)亮くんを見て、「カッコよ~!」って、思ってました(笑)。そりゃそうですよね。既にジュニアで洗練された人たちと、まだ僕はね、アイドルのライブとか、ハチマキ巻いて行っていた時代だから。そんなイモっぽい僕と、そりゃ無理ですよね。
――(笑)。しかも、NEWSは結成当時9人でしたが、個性が強いと思われる9人の集まりは、グループとしてまとまりましたか…?
手越 たとえば、サッカーのエースストライカー級が11人いて、勝てるのかというと、それはまた別なので。やっぱりグループとかチームって役割があるし。今考えてみると、すげーチームでしたよね。
――ライブやツアーの話し合いなど、色々な意見が出そうです。
手越 だから当時僕、全く発言しなかったです。人数が多い時代は、ライブでもほぼ喋ってないですよ。4人になってから、喋るようになりましたけど。
撮影=杉山拓也/文藝春秋
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4月12日から全国ツアーが行なわれます。詳細はHPをご覧ください。
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フォーライフミュージックエンタテイメント
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