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――では、もし何かオファーがあったらテレビに出ますか?

手越 う~ん、どうかな。まあ、やりたい仕事だったらもちろん出たいです! 昔からやりたくないものとか、気合いが入れられないものは、絶対断わるようにしているので。

 どの番組もそうですが、出たい人がウン万といるのに、これは合わないなと、思い入れがそこまでたぶん持てないというものに嫌々出るのは、失礼だと思っているんです。これはどうしてもやりたい! と思うのは、200%の力を入れてやりますけど。やりたいと思うものしか、基本やりたくないので。

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内村さん、オセロ、ベッキーとはじめた『イッテQ!』は“命がけ”でした。

――手越さんは『世界の果てまでイッテQ!』でも活躍されました。思い入れも強かった番組ですよね?

手越 今まで、色々な番組に出させてもらいましたが、特に『イッテQ!』という番組は、最初は内村(光良)さんとベッキーとオセロの2人とではじめたときから、命がけでやってきたと思っています。

 そこに(宮川)大輔さんや、出川(哲朗)さんが入ってきて、とんでもないプレッシャーなわけですよ。もう、ゴリゴリの実力派お笑い芸人の中に、アイドルが入るって。僕のVTRだけつまらなかったらダメじゃないですか…! しかも、僕が出てた頃は、視聴率が毎回20%超えてたから、僕の回だけ視聴率落ちても悲しいし。だから、毎回ロケは死ぬ気でやってたし、1本1本が真剣勝負でした。もう『イッテQ!』は、周りのレベルが高すぎて。

 それに、僕は『イッテQ!』のプロデューサーやディレクターも大好きだし、今までの活動の中で、自分の知名度を上げてくれて、自分が一番誇れる番組はなんですか? と言ったら、間違いなく『イッテQ!』なんで。

総集編からカットされて、手越祐也が考えたこと

――2月に『イッテQ!』の総集編がありましたが、ご覧になりましたか。

手越 観てないですね。今、ゆっくりテレビを観る時間が無くて。

――今回の総集編では、手越さんの部分がカットになっていまして…。

手越 あぁ、それね、TwitterのDMで知ってます。「手越くんとベッキーが映ってなくて寂しかったです…!」みたいなのが結構きましたよ。

――そのDMを見て、どう思われましたか。

手越 うーん、なんですかね。でもこれはね、事務所とかテレビ局が考える問題なので、わからない。でも、なんだろうな…、別に、18年間ジャニーズ時代にやってきた仕事とか、グループとか番組とか全部、「あの頃があったから今があります…!」って胸張って言えるんですよ。別に消したい過去でもないし。

©杉山拓也/文藝春秋