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――被害者からみれば、BさんとMさんは仲間では?

「(B氏に頼まれ)複数の被害者に電話で話を聞くと、『Bさんが“全部指示はMさんから受けている”と言っている』と。でも、そんな指示はしたことない」

――政治家のパーティはMさんが連れていった?

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「会費だって俺が払っている。10人分立て替えたんだから。全部俺が写真撮ってあげたり、色んなことやってあげたんだから。自分の紹介した人脈を悪用された」

 三者の言い分は食い違う。ただ、平成研究会の政治資金パーティや名刺が、約3000万円の詐欺事件に利用された疑いは強い。

渡辺事務所は「有印私文書偽造等で警察及び弁護士に相談」

 平成研究会は以下のように回答した。

「ご指摘の人物(M氏)が2019年に平成研セミナーのパーティ券を購入したという記録はありません」。

 パーティ券は通常1人2万円だ。M氏が約10人分のパーティ券を支払っていないとすれば、渡辺氏がM氏らを招待したのか。

 渡辺事務所に事実確認を求めたところ、以下のように回答した。

「確約書や名刺を、渡辺が作成した事実はありません。確約書によって書かれた住所は、当時の住所ではなく、第三者によって書かれたことは明らかです。また、M氏(回答は実名)とは長くお付き合いがありませんので、政策集団の政治資金パーティー券の購入をM氏にお願いした事実はありません。

 現在、有印私文書偽造等で警察及び弁護士に相談しているところです。くれぐれも名誉を毀損するような記事を掲載されることがないよう、念のため申し添えます」

 親族であるM氏とは「長くお付き合いがない」としながら、実際にはM氏らが政治資金パーティに参加し、渡辺氏と交流していることは写真から明らかだ。渡辺氏の説明に疑念が生じる中、親族の関与も疑われる今回の詐欺事件について今後どのような対応を取るのか、注目される。

 3月8日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および3月9日(木)発売の「週刊文春」では、渡辺氏の人物像のほか、B氏やM氏とのより詳しいやり取り、“41億円確約書”が書かれた経緯などについても報じている。

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