「新田はもちろんだが、大学側も許せない」
3月20日に小誌が順天堂大に事件に関する質問状を送ったところ、直後に大学ホームページに以下の文章がアップされた。
〈令和5年3月13日、本学元職員が逮捕されました。現在、捜査中の段階であり、今後、当局の捜査に全面的に協力してまいります〉
その後、メールでこう回答が寄せられた。
「捜査中のため、回答は控えさせて頂きます」
順天堂大を巡っては、医学部入試における“女性差別”が認定され、昨年、東京地裁が元受験生13人に慰謝料を支払うよう判決を下している。今回、またしても「女性」が被害者となった事件が起きてしまった。
だが、前出の大学関係者は「新田はもちろんだが、大学側も許せない」と憤る。なぜか。
「大学が事件を有耶無耶にしたのです」(同前)
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、小誌が入手した新田の盗撮“犯行写真”を公開している。合わせて、“医学エリート”新田の経歴、悪質な盗撮の手口、被害者が警察に相談するのを止めようとした大学側の対応、「事件を有耶無耶にした」事務方トップの細谷芳三総務局長が被害者にかけた驚きの言葉、細谷総務局長との一問一答などを詳しく報じている。
〈犯行現場の写真入手〉順天堂大学“教え子盗撮”で逮捕 エリート元講師の悪質手口と被害者を苦しめた大学の非情対応
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