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大和田 ほとんどありません。もちろん認識はしていましたが、自分とは無縁の世界だと思っていました。でも配信してみると、コメントなどの反響が直に伝わる感じがあって、なんて面白いんだ!と。

 以前まではYouTubeばかり見ている若者に、「テレビや舞台、映画をもっと見ろよ!」と思っていたのですが、YouTubeもとても有意義なものだと考えを改めました。

「気負わず、楽しむ」ことがスタンス

――「渋すぎる実況」「史上もっともいい声のゲーム実況」など、動画では大和田さんが自由にキャラクターのセリフや心情を喋るアテレコやナレーションも話題です。

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大和田 思わず口からセリフが出てきちゃうんですよね。『ワンピース オデッセイ』をプレイしているときも、無意識のうちにセリフが出てきて。すでに声優さんが声を当てたものに、僕の変な声を重ねたら「大変失礼だなぁ」と思ったんですが、アドリブはアドリブで面白いかと開きなおっちゃって(笑)。

――ゲームの新しい楽しみ方を教えてくれました。

大切なのは「気負わず、楽しむ」こと ©原田達夫/文藝春秋

大和田 僕のスタンスは、「気負わず、楽しむ」こと。最初から上手になろうとか、完璧を目指そうとしたら、途中であきらめてしまうと思うんです。もしもっとゲームが上手になってくれとか、高得点を目指そうとか言われていたら、続けていなかったと思う(笑)。

「伝説のガキ使」松本人志も大笑いした“ハプニング”

――バラエティ番組にもよく出演されています。お笑いは好きですか?

大和田 好きですね。ただ昔はバラエティ番組に出ても、芸人さんたちと比べて「僕は全然面白いことも言えないし……」と引け目を感じていたんです。

 でも、ある深夜番組でコントをする際、スタッフさんから「大和田さんは素でいい」と言ってもらい、すごく気が楽になりました。以来、バラエティ番組でも、構えすぎず、自然体でやれるようになりました。

――2008年には、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 大晦日年越しSP 絶対に笑ってはいけない新聞社24時』に出演。バスの中で絡んできた不良に応酬するコントを披露し、『ガキ使』メンバーは声をあげての大笑いでした。