大和田伸也、75歳――これまで数多くのドラマや映画、舞台に出演し、時にはバラエティ番組でもお茶の間を沸かせるベテラン俳優だ。
そんな彼が昨年11月、突如YouTubeチャンネルを開設。『スプラトゥーン』や『ポケットモンスター』などのゲーム実況を配信し、急にアテレコやナレーションを始めるなど、他に類を見ないスタイルで人気を集めている。
俳優として、不動の地位を築いた大和田さんがなぜゲーム実況という“未知の世界”に飛び込んだのか？ 本人に直撃してみた。（全2回の1回目／後編を読む）
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きっかけは息子の一言
――いったいなぜ大和田さんが「ゲーム実況」を？
大和田 もともとゲームは好きなんです。やっている間は、余計なことをすべて忘れられるのがいいですよね。あまり上手くないのですが、『みんなのGOLF』のように長く続けているものもあります。
YouTubeで1本目に配信した『スプラトゥーン』は、もちろん初挑戦。油絵を描くのは好きだったので、面白そうと思って寝る前に少しやってみたんです。そうしたら、その姿を息子の健介がスマホで撮影していたんですね。
僕が一生懸命プレイする様子がなんだか面白いから、「YouTubeにあげてもいい？」と聞いてくるわけです。「別に構わないよ」と公開したら、思わぬ反響（24万再生）を頂いたようで。
YouTubeで配信をしてみて面白さを実感
――昨年末のテレビ番組では、芸能人代表としてスプラトゥーン世界王者とチームを組み、奮闘する姿も放映されました。
大和田 僕のYouTubeが話題になったあとに、出演オファーを頂きました。最初は「下手くそだから……」と辞退しようとしたんですが、挑戦する様子がいいんだから是非出てくださいと言われて。足を引っ張らないよう頑張りました。
――YouTubeは、どちらかと言えば若者文化です。それまで触れる機会はあったんですか？
