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大谷でも、ダルビッシュでも、佐々木朗希でもなく…WBCで1番評価をあげた“20歳右腕”は「監督の意見に背く」Z世代の申し子だった

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従来の型にはまらないZ世代の進取の精神

「他球団の投手に影響を受けてばかりでは中日のコーチは立つ瀬がなくなる。球界には3年やって一人前の考え方もある。たった1年(結果を残しただけ)で次のステップに移行するのは……。大きく変えるのは確固たる実績を残してからでもいいのではないかという立浪監督の思いは理解できる」(中村氏)

中日の立浪監督 ©時事通信社

 中村氏に同意見のプロ関係者は少なくない。

 その一方、高橋に象徴されるように、幼い頃からスマホやPCによる情報収集が当たり前だった「Z世代」の選手の特徴に、進取の精神に富むことが挙げられる。

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若手投手の球が速いワケ

 ダルビッシュも2月の宮崎合宿から日本代表の若手投手に触れ、時代の変化を肌で感じた一人だった。

「何より(他者のいいものを取り入れようと)オープンマインドで、どんどん成長していく。サプリメント、栄養の摂取、トレーニングの仕方を見ても、みんな球が速いのがうなずける」

 高橋ら新世代の選手には従来の指導法の型が、はまらなくなっているのかもしれない。
 今季、涌井秀章投手が楽天からトレード移籍した中日の先発投手陣はセ・リーグ屈指の陣容だ。プロ3年目の高橋がローテーションの一角を期待されるレギュラーシーズンは3月31日に開幕。帰国後の記者会見で今季の目指すところを問われた高橋は「3年目の(山本)由伸さんの成績超え。防御率1.95、8勝、143イニング、20登板を目標にしていきたい。やれない数字ではない」と昨季自身が及ばなかった部門の成績を一つも間違えることなく、そらんじた。

大谷でも、ダルビッシュでも、佐々木朗希でもなく…WBCで1番評価をあげた“20歳右腕”は「監督の意見に背く」Z世代の申し子だった

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