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そら豆を魚焼きグリルに入れるだけで……芋焼酎とぴったり!簡単すぎる最高おつまみの作り方

そら豆を魚焼きグリルに入れるだけで……芋焼酎とぴったり!簡単すぎる最高おつまみの作り方

PR提供: 濵田酒造株式会社 焼酎蔵 薩州濵田屋伝兵衛

note

 晩酌ときたらまずはビールと枝豆……というお決まりを、春だけはぜひ変えていただきたい。そう推せる取り合わせを発見した。旬のそら豆と芋焼酎だ。

 さやが空に向かって育つから「空豆」、蚕に似たさやの形などから「蚕豆」と二通りの書き方があるそら豆は、重く熟して下を向いたら食べごろのしるし。さやのまま火を通し、焼きそら豆で堪能しよう。お相手は鹿児島の焼酎蔵 薩州濵田屋伝兵衛の芋焼酎「薩州 赤兎馬」だ。

 穏やかな香りと柔らかな風味の白麹と鹿児島特産のさつまいも、そして地元・冠岳に湧く軟水を使用している「赤兎馬」は、“かつてない革新的な焼酎を”という強い想いから生み出された本格芋焼酎。ろ過と熟成により、淡麗にして芳醇、シャープながらフルーティという強い個性を味わわせてくれる。

本格芋焼酎
薩州 赤兎馬
本格芋焼酎
薩州 赤兎馬

 じつはそら豆の生産量は鹿児島県が全国一。同じ故郷を持つ者同士、仲良く顔を揃えてもらうべく、まずはそら豆をさやのまま魚焼きグリルへ。さやが黒く焦げるのもおかまいなしにじっくり焼き上げれば、中の豆が程よく蒸され、香りや旨み、ほくほくとした独特の食感を引き出すことができる。

 熱々をむいてそのまま頬張るもよし、岩塩を添えるもよし。ロックの「赤兎馬」で口中をクールダウンすれば、すっきりとした甘さが豆の甘さと一つになり、野趣あふれる焼きそら豆の風味がいっそう立ち上がる。

 今宵はさらに蕗味噌とクミン塩も用意。蕗味噌のほろ苦さに赤兎馬が出会えば和の味わいが際立ち、スパイシーなクミン塩と合わせれば、とたんに異国の香りが膳に漂う。どんな料理にも合う「赤兎馬」が、シンプルなそら豆をこんなにも変化させてくれるのかと、思わず楽しくなってしまう。

 そら豆は鮮度が命といい、収穫後3日以内に味わうのが最上とされる。新鮮なそら豆を手に入れるため、愛馬「赤兎馬」を走らせたいところだが、さすがにそれは無理というものか。

北方謙三 三国志「赤兎馬」書き下ろし

  赤兎馬は、伝説の馬である。もとは、前漢のころ西域から入れられた、汗血馬にあるのだろう。後漢の三国時代に、呂布という武将が乗った馬の名と伝えられている。私が書いた『三国志』という小説でも、赤兎馬は出てきて、呂布とともに生きる。ほとんど人間のような感情を見せる名馬で、そう描くことによって、呂布の性格も、激烈だが人間的なものになった。赤兎馬は固有名詞で、二代目に、関羽という高名な武将が乗った。

 

 私は、『三国志』を書いたころを思い出す。赤兎馬が出てくると、物語が一歩、二歩進展したものだった。馬なのに、登場人物の存在感を凌ぐような時さえあった。

 

 赤兎馬のファンもいて、私は女子高生から手紙を貰った。自転車を赤く塗ったという。冬の朝、冷たい風を切って自転車を漕ぎながら、赤兎がんばれ、もうすぐ駅だ、と声をあげていたのだという。その姿が想像できて、印象深い出来事として、いまも鮮明に思い出せる。あの女子高生も、いまは立派なお母さんになっているかもしれない。一度会って酒を酌み交わし、赤兎馬について、懐かしさに心をふるわせながら、語り合いたいなあ。

 

提供:濵田酒造株式会社 焼酎蔵 薩州濵田屋伝兵衛
https://www.sekitoba.co.jp/

飲酒は20歳から。飲酒運転は法律で禁じられています。飲酒は適量を。妊娠中や授乳中の飲酒はお控えください。

Illustration:Katsumi Yada
Design:Hidenori Sato
Edit&Text:Yuko Harigae(Giraffe)