12日、学習院大学で念願の対面での授業を受けられた、天皇皇后両陛下の長女、愛子さま。
その装いと笑顔には“深い思い”がにじんでいた。

 

「緑豊かなキャンパスで、良い学びを…」

新緑がまぶしい学習院大学のキャンパス。木漏れ日の中、肩からトートバッグをかけた愛子さまが報道陣の前に姿を見せられた。

 

2020年に大学に入学以降、コロナ禍の影響でオンライン授業が続いていた愛子さま。大学4年生になったこの春から本格的に通学し、対面授業に望まれることになった。

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記者の呼びかけに笑顔で応じる愛子さま

記者:
愛子さま、実際に通学できるようになって良かったですね。

愛子さま:
ありがとうございます。大学最後の一年間、この緑豊かなキャンパスで、良い学びができましたらと思っております。

 
 

この3年間で実際に登校されたのは、数えるほど。キャンパスライフのスタートにマスク越しに笑顔を見せられた。

 

実際に、キャンパスライフへの想いはお召し物にも表れていた。

新入生オリエンテーションのために登校(2020年10月)

2020年、新入生オリエンテーションのために登校した際は、初々しいネイビーのジャケット姿だった。

 

12日は、花柄の白いブラウスにベージュのワイドパンツ姿。

 

髪をポニーテールにまとめられ、軽やかな印象を受ける。

皇室を担当するフジテレビの宮崎千歳記者は、新たな大学生活への思いが服装からも感じられると解説する。

柔らかい素材のお召し物を選ばれた愛子さま

フジテレビ宮内庁担当・宮崎千歳記者:
ブラウスのパンツもとても柔らかいとろみのある素材でしたので、長時間授業をお受けになりますので、シワになりにくかったり、勉強により集中しやすいようなお召し物を選ばれたのかなと感じました。

登校控えていた愛子さまの“お気遣い”

今回の対面授業がかなうまでには、高いハードルがあったという。

 

フジテレビ宮内庁担当・宮崎千歳記者:
これまでコロナ禍で、ご自分が大学に行って万が一感染をして、それが両陛下におうつしする形になってはいけないと。また、ご自身が外出するとなると護衛を含めて大勢で動くことになるので、周囲の迷惑になってはいけないという、その両面を排除されて、これまで登校を控えてこられたと思います。

 

大学生活への期待と緊張がにじんだ新学期のスタート。愛子さまは対面授業で日本文学を中心に学び、卒業論文にも取り組まれることになる。

(「イット!」4月12日放送より)