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「『月9』ってもう言わなくても」…「風間公親-教場0-」木村拓哉がフジテレビに水を差す発言を繰り返す理由

「緊迫したシーンが多い中、木村さんはリハーサルでわざと変顔をしたり、初共演で緊張する新垣結衣さんに積極的に声掛けしたりと、場の空気を和らげていました」(ドラマ関係者)

 4月10日からスタートしたフジテレビの月9ドラマ「風間公親―教場0―」。新垣の他にも北村匠海、染谷将太、白石麻衣など、主演クラスの共演者を率いる木村拓哉(50)は、現場で座長ぶりを発揮している。

木村拓哉

「自らスタッフジャンパーやオリジナルマスクをデザインし、チーム全員にプレゼント。差し入れた冷蔵庫には、木村さんの計らいで、色んなメーカーの納豆が常備されています」(同前)

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 撮影は余裕を持って昨年11月に始まったが、後半はハードスケジュールに。

「すると木村さんがWBCで話題になった“ペッパーミルポーズ”をやり始めたんです。すぐに流行って、長丁場になるとみんなゴリゴリやってました」(同前)

11度目の月9主演に本人は「本当に大丈夫ですか?」

「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」など大ヒットを飛ばしたキムタクの月9主演は今回で11度目。20年、21年に放送された新春SPドラマ「教場」シリーズの主役、警察学校の鬼教官の風間が誕生した背景を描くという。

「連ドラ化の話は早い段階からありました。実は21年秋の放送枠で木村さんにオファーを出したが、スケジュールの都合もあって叶わず。そこで今回『月9でやりましょう』と再度提案したのです」(フジ関係者)

新垣結衣とは初共演

 ところが――。

「木村さんは当初から『これを月9でやって、本当に大丈夫ですか?』と不安がっていました」(同前)

 木村は冷酷非道な風間のキャラクターが「月9に合わないのでは?」と洩らしていたというが、演出家に説得され、最終的に承諾。ただ、決定後も慎重な姿勢は崩さず、正式な台本の前の仮台本の段階から熱心に読み込み、スタッフに細かく意見していたという。