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事前に「買っておけ」と指示したAVを観て、気分が高まってきたところで…

 A子さんが振り返る。

「この時も、黒岩さんはまず部屋で私が作っておいた料理を食べていた。そして、いつもの通り、事前に『買っておけ』と指示したAVを観て、気分が高まってきたところで私に覆い被さり行為に及びました」

 一夜明け、7日午前11時、黒岩氏はA子さんに、

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〈御馳走さんでした。旨かったです〉

 とメールしたのだった。

知事当選後もA子さんに送っていたメール

「実際に関係が終わったのは、この年の秋。私が関係を公表すると伝えると、『やっぱり続けよう』と。でも最後は、私の方からお断りしました」(同前)

「フジテレビに俺を褒める電話をかけてくれよ」

 交際期間中、黒岩氏がA子さんに出していた“指示”は、AVを買うことだけではなかった。

「黒岩さんは、番組が終わった後『一視聴者のフリをしてフジテレビに俺を褒める電話をかけてくれよ』と頼んでくるのです。私がそれを実行すると大喜びし、『今日はやったか?』と言って度々やらされるようになりました」(同前)

 

 さらに、こんなことも。

「04年からはCS放送で『黒岩祐治のメディカルリポート』という医療番組の司会を務めていました。ある時、番組で大病を患う私の母を取り上げたいと提案してきた。でも脈絡なく、“恋人”を登場させられない。それで私に『番組に手紙を書け』と指示してきたのです。実際“やらせ”の手紙を書いたところ、私と母は番組に出演することになった。当時は私も言われた通りにやっていましたが、今思うと、虚しいことばかりですね……。本当に自分勝手な人でした」(同前)