「社用車」として返却せず乗り回していたマセラティで事故
契約解除後、Y社に貸していた運送用トラックは返却されたが、良太郎は「社用車」としてマセラティを乗り回していた。
「良太郎君が会社設立後、当社がリース契約したマセラティも貸し出していたのです。しかも、ETCカードも6月に止めるまで10万円ほど使用されていました」
そして7月4日夕刻、横浜市鶴見区の住宅街で、良太郎の運転するマセラティが路地を右折した際、道路を直進する車と衝突事故を起こしたのだ。
事故処理と警察の聴取を終えた良太郎は「自分の車ではないから」と言い、そのまま立ち去ったという。自走不能になったマセラティはレッカー業者に任せたきり、放置された。
A氏は事故から約2カ月後、レッカー業者からその顛末を知らされたという。
「良太郎君には10月、マセラティのレッカー代や修理費用など約500万円を支払うよう書面で通告しました。すると、彼は未払いの売上金などを求めて当社を提訴してきたのです」
「就職も示談金の時も、A社長が自ら手を挙げた」
現在、新宿などの路上でものまねライブなどを行い、芸能界への復帰を目指している良太郎に話を聞いた。
「就職も示談金の時も、こちらから頼んだわけではなく、A社長が自ら手を挙げたんです。マセラティはX社が売上をちゃんと払ってくれれば返すつもりでいましたし、ETC代金は払います。交通事故の件も、マネージャーを通して何度もX社に連絡を入れたけど、取り次いでもらえなくて。保険がどうなっているのかすら分からなかったんです」
A氏は今後、マセラティの件に関して良太郎側を提訴する予定だという。
12月14日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および12月15日(木)発売の「週刊文春」では、清水アキラとX社の関係や、良太郎の社長としての仕事ぶり、アキラに対してA氏が憤っている理由などについて報じる。
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