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スケッチ用のキャンバスに記された遺書の中身
「猿之助さんが見つかった場所のすぐ近くに、スケッチ用のキャンバスが壁に立てかけられた状態で、床に置いてありました。そこには、〈愛するM(*イニシャル。実際には猿之助さんと交流があった知人の名前)大好き。次の世で会おうね〉という内容が書かれていました」
また自宅にはこの遺書の他にも、自身の財産の相続についての“書き置き”が残されていた。
「そこに書かれていたのは、親族ではないMさんに財産を相続させるという内容でした。猿之助さんは独身で妻や子もおらず、自身の財産を最愛の人物に譲渡しようとしたのだと思われます」(同前)
高い演技力に裏打ちされた実力派で、アニメ「ONE PIECE」を舞台化するなど、日本の歌舞伎界を牽引してきた猿之助さん。2020年にはドラマ「半沢直樹」に出演、数々のドラマや映画でも“怪演”を見せてお茶の間の人気を集めてきた。
そんなスターの衝撃的な事件にファンらも戸惑いを隠しきれない。
「猿之助さんの歌舞伎は本当に革新的でしたよ。90代の知人をアニメ原作の歌舞伎に連れて行ったときには、『孫と話題ができた』と喜んでくれて、その子も歌舞伎に興味を持つきっかけになったようです。だから、伝統芸能の歌舞伎を現代と結びつける橋渡しになってくれていると感心していたんです。一時の衝動がきっかけになったとするなら、失われてしまったものはあまりに大きいと思いますね」(女性ファン)
事件はいまだ藪の中だ。猿之助さんの回復と事情説明が待たれる。
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