1ページ目から読む
2/3ページ目

両親は向精神薬を大量に摂取

「3人は発見された当初、全員が泡を吹いていたといいます。しかし、検視では死因が不明で、自宅内には薬の空き瓶や練炭など、“ブツ”となるものは見つかりませんでした。そして、その後の捜査で、3人がいずれも何らかの薬物を口から服用していたことが明らかになり、司法解剖の結果、両親は向精神薬を大量に摂取していたことが判明しています。

 ただ、服用に至った経緯はいまだにわからず、自宅には第三者が侵入した形跡も見つからないことから、両親が自殺を試みたのか、猿之助さんが服用させたのかが、今後の捜査の焦点になります」

猿之助襲名に向けて記者会見した亀治郎さん(当時)。(左から)香川照之さん、香川政明君、市川猿之助さん、市川亀治郎さん、市川段四郎さん ©️共同通信社

 事件をめぐっては、猿之助さんの共演者やスタッフへのパワハラ・セクハラ疑惑などが5月18日発売の「女性セブン」で報じられた直後だったことから、スキャンダルが引き金になって一家心中あるいは自殺しようとしたという見方が強い。

ADVERTISEMENT

 しかし、猿之助さんは病院に搬送された後も受け答えがしっかりとできない状況だといい、事件が起きた理由についてはいまだに本人の口からはっきりと語られていない。

 一方、自宅から“遺書”のようなものが見つかっていたことが明らかになっているが、その中身の詳細が新たに判明した。捜査関係者が話す。