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「撃つ瞬間の目は血走り、ニヤリと笑っていた…」“長野猟銃立てこもり4人死亡”市議会議長の長男・青木政憲容疑者(31)が秘めていた“狂気の銃弾”「親の跡を継ぐプレッシャーがあったのかな、と」

genre : ニュース, 社会

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いつもうつむき加減で、黙々と農作業をしていた政憲容疑者

 静かな地方都市で起こった4人死亡の大事件を引き起こした政憲容疑者とは一体どんな人物なのだろうか。年一回、容疑者と共に農作業をしていたという農家の男性は、青木さん一家について次のように語る。

「市議の正道さんと奥さんはとても気さくで明るくておしゃべりなタイプですが、長男の政憲さんは対照的に無口で静かな人でした。いつもうつむき加減で、黙々と農作業をしていたのが印象的です。見た目はとてもまじめで、ただただ静かな子だったから、まさかこんな事件を起こすようには思えませんでした。作業が終わったあとにみんなでお茶をすることもあるのですが、彼はそういった場にも顔を出すことはありませんでしたね」

青木政憲容疑者を乗せたと見られる警察車両 Ⓒ時事通信

 近所に住む女性は、政憲容疑者が幼少期に通っていたスイミングスクールで水泳を教えたことがあるという。

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「幼少期は活発で友達もたくさんいたように見えました。小さいときからスイミングスクールに通って、お母さんも教育に熱心でしたよ。お父さんは市議で会社の経営もなさっているし、お母さんもフラワーアレンジメントの先生をやっていて公民館で教えたりもなさってたから、両親ともに“やり手”のイメージがありました。政憲くんはご長男ということもあって、お父さまの跡を継ぐんだろうなと地元ではみんな思ってましたが、それがプレッシャーだったのかしら……」

 現場に駆けつけ、散弾銃の犠牲となった巡査部長の池内卓夫さんを知る20代男性はこう話す。

規制は半径300mにも及んだ Ⓒ文藝春秋

「自分が中2のときに、亡くなった警察官の方にお世話になったんですよね。ちょっと悪さしちゃって。すごい叱ってくれて……。地域のいいおまわりさんって感じでした。こういう形で亡くなってしまうなんて本当にショックです」

 地方政界の重鎮を父に持つ、エリート一家の長男が起こした悲惨な事件。なにが“政憲”を凶行に走らせたのか、被害者とどんな関係があったのか、立てこもりの舞台になった家で暮らす家族になにがあったのか――。

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「撃つ瞬間の目は血走り、ニヤリと笑っていた…」“長野猟銃立てこもり4人死亡”市議会議長の長男・青木政憲容疑者(31)が秘めていた“狂気の銃弾”「親の跡を継ぐプレッシャーがあったのかな、と」

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