人影もまばらな静岡県沼津市の海岸で、生後間もない女児の遺体が燃やされた事件。静岡県警は2日までに、いずれも住所不定の無職、浅沼かんな容疑者(24)と高見直輝容疑者(20)の2人を死体遺棄と死体損壊の疑いで逮捕した。
浅沼容疑者が地元の静岡を離れ、大阪に2年ほど住んでいた際には、300万以上のツケを抱える“ホス狂”となり、売り上げ回収のため、静岡の実家や職場にまでホストたちが押し寄せる騒ぎとなっていたのは、前回の記事で触れた通りだ。
ヤバさの兆候は中1でのパパ活疑惑から
ホストたちの間で“ヤバすぎる女”として有名だった浅沼容疑者。生まれ故郷の静岡県函南町で過ごした学生時代からその兆候があったと振り返るのは、浅沼容疑者の公立中学校時代の同級生だ。
「渡辺(浅沼容疑者の旧姓)は、中1の時からパパ活をしていたらしく、25歳ぐらいの男と付き合っているんだと友達に自慢していて、当時から相当ヤバいヤツだと思ってました。『彼氏の顔写真見せてよ』と言っても、『彼氏が撮らせてくれない』と言って、見せてくれたことは1度もありませんでした。詳しく聞くと、ただのパパ活相手を恋人だと一方的に思い込んでいるようでした。自分には大人の色気があってモテるタイプだと、ずっと勘違いしている節がありましたね。よく友達のモノを盗んで問題化していたこともありました」
中学生時代は吹奏楽部に所属し、卒業アルバムにはバスクラリネットを抱え同級生たちと肩を並べる写真も収められている。当時の顧問の男性教師が「全く記憶にない」と取材に答えるなど、そう派手なタイプにも見えない浅沼容疑者が「自分がモテる」と思い込んでいったのは、中学校時代の同級生男子たちの“罰ゲーム”が原因ではないかと、同級生は続ける。
「クラスのヤンキーやお調子者の男の子たちが、あまり見栄えのよくなかった渡辺に、罰ゲームで告白するという遊びが流行っていたんです。罰ゲームで告った男の何人かは、渡辺とは付き合わないまま『誰でもいいから』と最後までしたという話も聞きました。避妊もしてなかったって言ってたな。そんな扱いをされた渡辺も渡辺で、ヤった相手を彼氏扱いして周囲に自慢していたようです」