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「二つの宗教団体を敵に回して」という報道も…「岸田政権の軍師」こと萩生田光一が直面する“厳しい状況”

2023/06/06
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 経緯としては自民党と公明党の揉め事がある。新設される東京28区に自民党が候補者を立てたので公明側は擁立断念。その報復として東京の全選挙区で自民候補を推薦しない方針を表明した。重要な“働き”をしたのが都連会長でもある萩生田氏だった。その私利私欲ぶりに公明や支持母体の創価学会はカンカンだという。

 東京28区に萩生田氏が推し込もうとする候補予定者は、《「萩生田氏にとっては選挙のたびに献金してくれる有力な『金づる』です」》(政治部記者)。

旧統一教会との関係もすっとぼけ

 創価学会だけではなくあの問題もある。旧統一教会問題である。

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 萩生田氏は「安倍氏の名代として教団の窓口を務めてきたのは、永田町では周知の事実」だが、教会幹部には「我々が苦しい時に知らんぷりするとは何ごとか」と激怒されているというのだ。

©文藝春秋

 萩生田先生は昨年夏の参院選時に数々の伝説を残した。6月に生稲晃子氏を連れて旧統一教会の関連施設を訪問したことを報じられた。そのことを記者団に問われると「(施設の)名前はちょっとわからない」と発言。ところが現場は玄関横に「世界平和統一家庭連合 八王子家庭教会」と記されていたのだ。お茶目な萩生田先生。

 さらには「報道特集」(TBS系)で、

『“一緒に日本を神様の国にしましょう”自民・萩生田光一政調会長が旧統一教会の関連団体で講演していた記録を独自入手【報道特集】』

 というスクープを報じられてしまう。旧統一教会では文鮮明氏と韓鶴子氏のことを「ご父母様」と呼ぶらしいのだが萩生田氏は、

「私もご父母様の願いを果たせるように頑張るから、皆さんも一緒に頑張りましょう」

「一緒に日本を神様の国にしましょう」

 などと呼びかけていたという。