ランドセルと習字道具が接着剤でロッカーに張り付けられて…
「これ以外にも、教室の後ろのロッカーにランドセルと習字道具を入れていたんですが、休み時間になって習字道具を取り出そうとしたら、取れなくて…。見てみると、ランドセルと習字道具が接着剤でロッカーに張り付けられていたんです。しかも、その状況で土岐が笑ってるんです…。
担任も土岐に飼いならされているような状態で、土岐たちのやんちゃなグループが何をしても黙認していたので、学年でいじめが問題になることはなかったんです」(同前)
A子さんにとって一番深い心の傷となって残っているのが、小学校6年生のときの“ある事件”だという。小学校卒業の年に土岐容疑者とまたもや同じクラスになったというA子さんだが、その年の夏に起きた忌まわしい記憶を苦しそうに振り返る。
倒れた状態で押しつけられ、服を脱がされた
「プールの授業がある日に登校したら、男子生徒が壁の方とかを見ていてどうも不自然な感じがしたんです。そうしたら急に土岐と女子生徒6人のグループに羽交い絞めにされて、床に押し付けられました。
当時、私の髪の毛は長かったんですが、その上に体重を乗せられてしまい、抵抗しようにも全然動けなくて…。床に倒れた状態で押さえつけられ、起き上がれないような状態で、服を脱がされました。全裸とまではいきませんが、身体は見えていたと思います」
A子さんが続ける。
「土岐たちは、『プールの時間があるから着替えましょうね』といった感じでニタニタと笑っていました。私の叫び声を聞いてほかのクラスの人が集まってきて、みんなに見られている状態でした。男の子たちが気まずそうに教室からカニ歩きで壁伝いに廊下へ出て行きましたが、誰も助けてくれませんでした」
この事件を機に、A子さんは小学校に通えなくなってしまった。