その後、土岐容疑者と同じ中学校に進んだものの、ほかの小学校からもいわゆる“やんちゃ”なグループが流入してきたため、土岐容疑者は一気に目立たない存在になっていったという。
「幸いにも土岐とは同じクラスにならなかったことと、土岐も地味めなグループに入ったので、いじめられることはなかったです。中学卒業後、土岐は秋田市内の高校に進学したようです」(同前)
土岐容疑者はその後、地元の短大で管理栄養士の資格を取得し、卒業。短大時代にマザー・テレサの著書を読んで「平和に目覚めた」という理由から、長崎県の離島である五島市の診療所に就職した。長崎では平和ボランティアに携わり、たびたびメディアにも取り上げられていた。
「マザー・テレサだなんて信じられない。彼女の本性は“悪魔”“サイコパス”」
土岐容疑者の逮捕を受けて、A子さんはこう吐露する。
「20年以上経った今でも服を脱がされたときの感触を覚えていて、トラウマになっています。人が集まるところとか、温泉のような人前で裸になるようなところに行けません。子どもに急に抱き着かれると振り払ってしまうときすらあるんです。マザー・テレサだなんて信じられませんよ。いまだに土岐のせいで苦しんでいる人もいるのに…。彼女の本性は“悪魔”“サイコパス”だと思っています」
マザー・テレサに憧れながら、覚醒剤の常習者で元暴力団員の男と結婚、そして死体遺棄に一緒に加わったとして逮捕された土岐容疑者。警察の調べに対し、「すべて黙秘します」と話している一方で、友人には逮捕前に「戻ってくる」「私は戦う」と宣言していたという。小学生時代に“ドラマクラブ”で活動していた土岐容疑者は、いま何を演じようとしているのか。
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