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やはりTikTokは利用者をスパイしていた…「完全匿名アカウント」でも氏名や住所がすぐにバレる理由

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genre : ニュース, 中国, 国際, テクノロジー

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こうした動きは州政府にも広がりつつある。西部モンタナ州では昨年12月、州政府の端末でのアプリ利用を禁止。5月には、個人端末での利用を禁止する法律が成立した。BBCによると、アメリカでTikTokの規制対象が一般利用者に広がるのは初めてだという。

インサイダーは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道を受け、TikTokにさらなる不安要因が加わると指摘した。インサイダーの取材にByteDance社は「TikTokを使う人々のプライバシーとセキュリティーを守ることは、当社の最優先事項のひとつです」と述べているが、実態と乖離(かいり)があるようにも思われる。

青葉 やまと(あおば・やまと)
フリーライター・翻訳者
1982年生まれ。関西学院大学を卒業後、都内IT企業でエンジニアとして活動。6年間の業界経験ののち、2010年から文筆業に転身。技術知識を生かした技術翻訳ほか、IT・国際情勢などニュース記事の執筆を手がける。ウェブサイト『ニューズウィーク日本版』などで執筆中。
やはりTikTokは利用者をスパイしていた…「完全匿名アカウント」でも氏名や住所がすぐにバレる理由

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