「あの事件があってから、A子は完全に男性不信になっていて、その日の体調によっては外に出ることができないこともあるし、知らない男性が大勢いるのが怖くて、電車にも乗れない状態です。精神科のカウンセリングにもずっと通うなど、本当に憔悴しています」
こう明かすのは、埼玉西武ライオンズの山川穂高(31)に性的暴行を加えられ、被害届を提出したA子さんの知人女性だ。
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家族思いで有名だった山川に前代未聞のスキャンダル
山川は2014年に西武に入団し、主砲として活躍。昨季は三度目のホームラン王に輝き、今年3月のWBCにも出場、侍ジャパンの優勝に貢献した。ホームランの際に行う「どすこい」パフォーマンスはファンの人気を博していた。
そんな球界きってのスラッガーの、前代未聞のスキャンダルが発覚したのは5月11日のこと。
「強制わいせつ致傷容疑でA子さんからの被害届が受理され、WBC直後に警察から事情聴取を受けていた事が文春オンラインで報じられたのです。山川は17年に大学の先輩と結婚。19年には長女が生まれ、家族思いとして有名でした。それがまさかの不倫のうえに、警察沙汰ですからね。ファンの衝撃も大きかった」(スポーツ紙記者)
最大の焦点は、性的な行為が“無理やり”行われたかどうか
翌12日には出場選手登録を抹消された。警視庁麻布署から強制性交の容疑で書類送検されたのは5月23日のことだった。
「当初は6月末までに起訴するかどうかの判断が下る予定でしたが、山川とA子側の主張がまったくかみ合わず、示談の交渉も進んでいないことからずれ込んでいます」(捜査関係者)
捜査の最大の焦点は性的な行為が“無理やり”行われたかどうかだ。冒頭の知人女性が明かす。
「A子も警察にはその点を何度も詳しく調べられたそうです。彼女は『同意はなかった。無理やり性的な暴行を受け怪我をさせられた』と繰り返した」
A子さんは取り調べで、おおよそ次のように述べているという。