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 同じ時期にInstagramも開設。現在350万人以上のフォロワーを抱えるそのInstagramは女性ファンからの支持が厚いのですが、写真集撮影で訪れたハワイでのビキニカットなども惜しげもなく公開していました。

 写真集やInstagramで披露した美ボディに多くの女性が憧れ、この時期が転機となって、ただ“かわいい”だけではなく、パブリックイメージが“カッコかわいい大人”に変化していったように感じます。

2018年の写真集『Blue Palpitations』(講談社)

“大人の恋愛ドラマ”のパイオニアに

 こうして深田さんはティーンエイジャーのころから現在まで、恋愛ドラマの主人公やヒロインを演じ続けているわけですが、こんな役者は唯一無二ではないでしょうか。

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 しかも、『ダメな私に恋してください』も『初めて恋をした日に読む話』も今回の『18/40』も、あまり恋愛に自信がない女性が主人公という共通点があります。酸いも甘いも噛み分けた恋愛慣れしている主人公ならまだしも、彼女と同世代でこういったピュアなキラキラした恋愛ものの主演ができる人は稀有といえるでしょう。

©getty

 1998年から始まったアメリカの連続ドラマ『Sex and the City』は、30代女性たちのリアルな恋愛を描いた大ヒットシリーズ。そんな『SATC』ですが、主要キャラたちが50代となった続編『AND JUST LIKE THAT...』が2021年からスタートしており、新たなライフステージに進んでも恋愛を楽しむ女性たちが活き活きと描かれています。

 続編が発表されるとキャストが歳を重ねたことに対してSNSなどで賛否両論が飛び交いましたが、主演のサラ・ジェシカ・パーカーさんらはエイジズム(年齢差別)に対してはっきりと反論を述べています。

 あくまで筆者の個人的な意見ですが、深田恭子さんこそ、日本における“大人の恋愛ドラマ”のパイオニアになる存在なのかもしれません。「いい歳して恋愛するなんて」といった固定観念をくつがえすような、素敵な大人の恋愛ドラマを実現できるのは今の日本に彼女ぐらいしかいないかもしれません。