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売春で妊娠したと偽り、「トータル2000万円」を稼ぐ…立ちんぼに群がる男たちが知らない「頂き女子」の闇

source : 提携メディア

genre : ライフ, 社会

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「別に騙そうなんて思ってないんだよね。ただ、自分が頑張るから、好きな友達とかお世話になってる人には、ちょっと悪いけど本心から見てほしいと思って誘うんだよね。チケットバックもあるんだけど、お金が欲しいとかはない。演劇で得たお金は大切に取ってある。演劇でのお金は、普通のお金以上に大切なものだから」

――売春で得るカネとは違うわけだ。

「なに言ってんの。重みが違うよ」

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「妊娠したって言って、友達と客との3人で会う」

――思ったんだけど、その会話術は裏引きとかにも生かされてるの?

「うん。私、詐欺師だからね」

琴音は、これはあまり言いたくない、といった様子で苦笑いした。だが、すぐにネタになるなら教えてあげたい、といった思いになってくれたようで、「けっこうゲスいよ。犯罪だよ」と前置きして明かした。

「妊娠したって言って、友達と客との3人で会う。そこで泣き落としする。男ってさあ、女ふたりで来られて泣かれると対処できないし、かつコッチは冷静でいられる。だからコッチは女ふたりがマストで、50~100万もらって、その友達と折半する」

――でも、最初は向こうも信じないよね。

「別の友達がガチで妊娠してて、その子の検査薬を借りて私が妊娠したことにして。ま、そうして周到に用意はしているけど、実際に『検査薬見せろ』って言う人はいないんだよね」

「ひとり100万ぐらいずつ詐欺した」

――普通に払うんだ。

「うん。私、ウソ泣きが上手らしくみんな信じてた。詐欺する相手と会う場所はカラオケボックスが多いかな。『カラ館(全国展開するカラオケボックスチェーン・カラオケ館)』に歌を歌いに行ったことあんまない。カラ館でやって、喫茶店でカネわけて。そんな感じでふたりぐらいハシゴして、ひとり100万ぐらいずつ詐欺したことが何回かある」

――でも、そんなに現金を持ってない人もいるよね。

「銀行に下ろしに行かせる。預金残高がない場合はアコム(消費者金融)で借りさせる」

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