ビッグモーターの兼重前社長のLINE画面をFNNが独自入手した。
現役社員「パワハラ気質がすぐになおるかは疑問」
トークの発信者の部分には、兼重前社長の名前とアイコンが記されている。
「バカは年を取っても賢くならない!」「バカ=お客様の気持ちが分からない人!」「バカが言うことに対して客様は絶対に納得されない」
兼重前社長とされる人物は、短いトークの中で3回も「バカ」という言葉を使っていた。
この画面を提供したのは、東海地方のビッグモーターに勤務する現役社員。取材に対してこう話した。
現役社員:
何百人が見ている中での直接的な発言になるので。“ヤクザ商談”じゃないですけど、追い込みというか、日常茶飯事でした。今回、社長と副社長はやめましたけど、直接現場に指示を出すような方々がほぼほぼ残っていますので、パワハラ気質がすぐになおるかは疑問です
除草剤疑惑で市が聞き取り…小池知事「お客本位でない」
社長交代以降も、問題が次々と噴出するビッグモーター。パワハラ問題と並んで拡大し続けているのが、店舗前の街路樹が枯れている疑惑だ。
7月27日、新たに札幌市の店舗前でも今年春に街路樹が枯れ、市が伐採していたことが判明した。近くの道路沿いには青々と草木が生えているが、店の前だけほとんど草が生えておらず、伐採されて残った切り株も見られた。
同じく店の前だけ街路樹が枯れ、2019年に樹木が切り取られていた大阪市東住吉区の店舗では、市職員が街路樹が枯れた経緯などを聞き取りに訪れていたが…
大阪市建設局の職員:
今日は店長が不在。店長にしても営業の方にしても、異動で変わっているので当時のことについては分からない
一方、大阪市側が街路樹の植え替えを提案したところ、ビッグモーター側は難色を示していたという。
和泉伸二新社長は25日の会見で、「ちょっと甘い認識で除草剤をまいてしまって。それは10年くらい前の話だと思うんですが」と話していたが、Googleストリートビューには除草剤の使用を疑わせる画像がまだ残っている。