好きな人に告白されたのに気持ち悪いと感じるなんて……。

 自分に自信が持てない、相手を理想の王子様化してしまう、性欲を向けられることに抵抗がある、さまざまな理由から引き起こしてしまうといわれる「蛙化現象」に悩む三橋ハル。大好きなはずの志城トーマと付き合うことになってうれしいはずなのに、なぜか気持ち悪いと感じてしまい、戸惑いながらも彼や友人たち、そして自分自身と向き合い、それまで見えていなかったものに気づきはじめる。

 実際に蛙化現象を経験したことのある我楽谷さんだからこそ描ける、10代のセンシティブな恋物語『カエルになった王子様』(講談社)より第2話をご紹介。