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夏は皮脂が2倍も分泌される!?
夏の頭皮の臭いの原因は、「皮脂」です。頭皮に「古くなった油の臭い」を感じるのは、皮脂が頭皮に長く留まってしまっているからです。
臭いが夏に特に強くなる理由は、夏場に皮脂が多く分泌されるからです。なんと、平常時に比べると2倍も分泌されているそう。
分泌量には個人差がありますが、過剰な皮脂は「臭い」以外にも、かぶれや湿疹の原因になります。そして皮脂は油なので、時間が経つと固まってしまいます。固まった油が頭皮にこびりついてしまうと、毛穴を詰まらせるなど、生えてくる髪の毛に影響を及ぼすこともあります。
皮脂の過剰な分泌は、不摂生が強く影響しています。このことから、中年だけでなく若い人でも臭くなりやすく、頭皮の臭いは「タバコの臭い」と混ざっていることが多いです。
皮脂は「皮脂腺」から分泌されます。「皮脂腺」は毛を作る組織とセットで存在し、同じ毛穴から開口しているので、必然的に毛穴の多い頭皮から沢山分泌されるようになります。
ですが、この皮脂は「お肌を守るため」に分泌されています。そのため一概に悪者というわけではありません。しかし、それが暑さによって過剰に出てしまうと、いつも通りのケアでは間に合わず、臭い人が激増してしまうのです。
頭の臭いはシャンプーでは落とせない!?
先述したミドル脂臭と同じく、頭の臭いは「きちんと洗えていない」ことが原因の1つです。ですが、そもそも「シャンプーのやり方」は子供の頃に親に教わっている程度で、美容師目線では誰もが正しいやり方で行えているわけではありません。