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サメに襲われた可能性は低い?

 沖縄へは1人で旅行に来ていた高橋さん。発見された場所から約12キロ離れた恩納村万座毛付近に、高橋さんが使用したレンタカーが発見されている。

 遺体の損傷から高橋さんがサメに襲われた可能性を示唆する報道もあるが、現地の海上保安庁関係者は否定的だ。

名護の海は一見すると穏やかだが… ©文藝春秋 撮影・上田康太郎

「万座毛は高台にある眺望のよい絶景スポットで、高橋さんは海岸付近に車を止めてシュノーケリングを楽しんでいたのでしょう。あのあたりは海中に岩が多く、潮の流れも変化が激しく非常に危険なエリアで、沖に流されて陸に戻ることができずに亡くなったと見られています。今後の司法解剖で詳しい死因はわかるでしょうが、現時点では亡くなった後に漂流していたところを鮫などの海洋生物に食べられた可能性が高いようです」

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海岸からほど近いところに停泊している大型タンカーは辺野古の埋め立て用土砂を運んでいたという ©文藝春秋 撮影・上田康太郎

 安和海岸で遺体が発見された時点で、死亡から1~2日が経過していた。発見が遅れた理由の1つと見られているのが、名護市安和の海岸付近に停泊していた10隻以上の大型船の存在である。船は米軍の辺野古新基地の埋め立て用の土砂を運搬しており、近隣住民は「船で陸からの視界が塞がっていたため、海面上に浮いていた死体が発見されにくかったのでは」と話す。

 世界中が悲しみにくれた突然の訃報。高橋さんのご冥福をお祈りします。