試合後に岡田の正体を知り「オーマイゴッド」と…
オフェンス、ディフェンスともに強さを見せた岡田。シラフタ選手は、死闘を繰り広げた相手がまさか“元国民的アイドル”だとは夢にも思わなかったという。
「試合が始まる前に、周囲に大きな人だかりがあるのに気付き、戸惑いました。『誰かが大きな柔術チームを連れてきているのかな』くらいに思っていました。試合後、チームメイトに『今、誰と対戦したか知っている?』と聞かれたので、『知らないけど、なんで?』と答えると、彼は対戦相手“岡田准一“の正体を教えてくれました。驚きのあまり、ついその場で『オーマイゴッド』と……。彼の名前は知りませんでしたし、顔を見ても認識できませんでしたが、私の娘たちは日本のアニメが好きで、彼の所属するグループ(V6)の音楽がたくさん使われていることを知っており、試合後に教えてくれました」
シラフタ選手は、試合前に相手についてインターネットで情報を収集したり、トーナメント表を確認したりすると、逆に緊張が増すことがあるため、“Junichi Okada”が一体何者なのかは調べなかったという。
「もし事前に調べていたら、有名人と戦うということに圧倒されてしまい、試合に出場することにすら神経質になってしまったでしょう。私は有名ではないし、負けても誰も気にしませんが、岡田の場合はそうじゃない。彼にとって試合に出ることはもっと大変なことだったと思う」
芸能人ゆえの心情を推しはかるシラフタ選手。岡田の印象について聞いてみると……。
「試合後、彼はとても礼儀正しく振る舞ってくれました。握手をして、お互いに『いい試合をありがとう』と感謝を述べました。彼は親切かつ笑顔で、不機嫌ではなかったのが分かり、とても礼儀正しい人だと感じました。試合に勝つと、相手が怒ったり失望したりすることがあるのですが、彼は違って、非常に誠実で謙虚な人でした」