お代替わりに伴い、大規模な改修工事が行われた秋篠宮邸。この工事責任者ともいうべき宮内庁工務課の女性職員が、今年3月末に退職していたことが、「週刊文春」の取材で分かった。
退職していたのは、工務課課長補佐だったAさん(50代)。周囲も一目置く優秀な女性技官だったという。
「Aさんは仕事と子育てをしっかり両立させ、子どもも手がかからない年代になった。定年までまだ何年もあるのに、なぜ退職したのか、周囲は困惑しています。しかも、誰もその理由を聞いていないのです」(宮内庁関係者)
Aさんが担当していた秋篠宮邸の改修工事は昨年9月に終了。今年3月、佳子さまを除くご一家が仮住まい先だった御仮寓所からお引越しをされた。だが、今年7月、佳子さまが一人でお住まいの旧御仮寓所の追加工事が公表されるなど、秋篠宮邸をめぐる工事はまだ終わっていないとも言える。Aさんは、なぜこのタイミングで退職したのか。
「Aさんは秋篠宮邸の改修工事が行われている間、しょっちゅう秋篠宮ご夫妻に呼び出されていたそうなのです。そのため、彼女の退職を知る人の間では『工事に関する紀子さまからの難しい要求が続き、疲弊してしまったのではないか』などと囁かれています」(同前)
実際、改修工事はかなりの“難事業”だったようだ。宮邸の改修工事における「入札・契約調書」や「変更契約調書」を仔細に見ていくと、何度も工事に変更が加えられているのが浮き彫りになる。例えば、2021年3月の「第1回変更」の調書には、こうある。