「子宮に悪いエネルギーがたまっている。取り除いて、プラスのエネルギーを入れないとダメだ」

 恋愛や将来に悩みを抱えている若い女性に老齢の男が語りかける。男がいう‟プラスのエネルギー“を入れる方法。それは男と性行為をすることだった――。

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 8月29日、警視庁捜査1課は『昨年8月、30代女性に都内のホテルで‟修行“と称して性行為を強要した』として、愛知県一宮市の職業不詳、大野勝彦容疑者(65)を再逮捕した。

警視庁 ©︎時事通信社

 警視庁担当記者が解説する。

自らの“プラスのエネルギー”を性行為によって注入

「大野容疑者はもともと8月8日、都内のホテルで20代の女性に無理矢理性的暴行をした、準強制性交の疑いで警視庁に逮捕されていました。

 最初の逮捕の容疑は昨年12月16日に東京都千代田区内のホテルで20代の女性に“修行”と称してわいせつな行為をした疑いです。

 被害女性は知人男性から『すごい人がいる』と大野容疑者を紹介された。大野容疑者は、神生一人(しんしょうかずひと)という偽名を名乗り、この女性に『私は神と繋がっている』などと言い寄り、自宅で “動波神術”なるお祓いを行っていました。

 やがて行為はエスカレートし、女性に対して『子宮に悪いエネルギーがたまっている』などと説明。自らの“プラスのエネルギー”を性行為によって注入しなければならないと説き伏せたのです」

大野勝彦容疑者(FNNプライムオンラインより)

 女性は大野容疑者から複数回、性的暴行を受けたのだという。警視庁担当記者が続ける。