女性は大野容疑者の‟教え”を信じきり…
「大野容疑者は女性に対し、『修行して苦痛を味わえば、今後の苦しみに耐えられる』などと言って、性行為を強要していたようです。女性は当時、大野容疑者の‟教え”をすっかり信じきっていた。
のちに『好きでもない人と性行為をするのはおかしい』と考え、洗脳のような状態から解放された被害者は警視庁に相談。警視庁は抵抗拒不能な状態で性行為を強いられていたとして、大野容疑者を準強制性交容疑で逮捕しました。
さらに今回別の女性についても『性行為を強要した』として再逮捕。この事件について報道されてから『同様の被害に遭った』という相談が相次いでいて、警察は全容解明に向けて捜査を続けています」
「神と繋がっている」と称していた大野容疑者は「動波神術」という独自の教えを広めるため、一般人向けのセミナーにも登壇していた。
2015年8月、東京都内で開催されたマインドフルネス(自分を知る瞑想法)のイベントでは“神生一人”が登壇。講演内容についてパンフレットにはこう書かれていた。
「人間の意識は様々なエネルギーを作り出しています。時にはネガティブなエネルギーを作り出し、知らぬ間に私たちに大きな影響を与えていることがあります。人間関係のトラブルや病気の元となっているマイナスのエネルギーを一瞬のうちに取り除くことや、プラスに変換することなど、人間の力による調整を体験して頂くことができます」
自らの行いが「トラブルの元」となってしまった大野容疑者。警視庁の取り調べに対し、当初は「強制したわけではない」「女性から(性行為を)望まれて、したかもしれない」などと話していたが、再逮捕後は黙秘に転じているという。
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