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ドバイの日本料理店でバイトし、YouTuberに転身

「日本を追われたガーシー容疑者に手を差し伸べ、ドバイに呼び寄せたのは実業家のAさんでした。その誘いを受け入れ、裸一貫でドバイへ向かった。最初はAさんが経営に携わっているドバイ国内の日本料理店でアルバイトを始め、その後にAさんの発案で暴露系YouTuberとして活動を始めることになったというわけです」

 アテンダーから暴露系YouTuberに転身という読みは大当たりした。一気にその名を轟かせ、YouTubeの登録者数は100万人を突破。2022年7月の参院選比例代表では旧NHK党から出馬し、初当選を果たした。

暴露系YouTuberに転身したガーシー容疑者

 YouTubeで成功を収め、ガーシー容疑者を取り巻く環境は一変したという。

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「ガーシー容疑者に晒されたくない芸能人や、勢いに便乗しようとするインフルエンサーたちが『先生、先生』と擦り寄ってくるようになりました。ガーシー容疑者自身も『(タレント)〇〇から電話や』と嬉しそうに話すこともあり、ドバイでの環境に満足している様子でしたよ。

 その反面、世間が求める“暴露系YouTuberガーシー”に応えようと彼自身も必死でした。どんな些細なことでもいいからと、常に暴露ネタを探し求めていました」(同前)

帰国したガーシー容疑者。成田空港にはメディア各社が押し寄せた ©文藝春秋 撮影/細田忠

警視庁が見せた“本気”「国際手配し、UAEにも乗り込んで…」

 しかしそんな勢いも長くは続かなかった。YouTubeなどのSNSが軒並みBAN(アカウント凍結)され、発信の場は徐々に失われていった。さらに国会への欠席を続け、国会議員として除名処分を受ける事態に発展した。

「そしてついには今年3月、警視庁が常習的脅迫の容疑でガーシー容疑者の逮捕状を取得。警視庁はガーシー容疑者逮捕に“本気”で、4月には国際刑事警察機構(ICPO)から国際手配もしています」(前出・社会部記者)

 あるガーシー関係者によると、ガーシー容疑者も逮捕への不安を募らせていたようだ。