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《高知“壮絶リンチ”1人死亡》“首から手の平までガッツリタトゥー”逮捕のヤンキー兄弟“ワルの一本道”「違法薬物をめぐるトラブルか?」

《高知“壮絶リンチ”1人死亡》“首から手の平までガッツリタトゥー”逮捕のヤンキー兄弟“ワルの一本道”「違法薬物をめぐるトラブルか?」

source : 週刊文春Webオリジナル

genre : ニュース, 社会

note

「みんな高校にも通っていなかった」

 5人の関係を知る地元関係者が明かす。

「彼らは犯行現場からほど近い公立中学校を卒業した、地元のヤンキー仲間です。最近では、兄の雄翔のダチが経営する解体会社の仕事を、逮捕された皆で手伝っていました。一戸建てを壊して更地にするような仕事ですね。皆高校にも通っていなかったと思いますよ。

 雄翔は、法人化はしていませんが『雄興業』の代表を名乗り、弟の龍和はナンバー2のポジションでした。他のヤツらはたまに手伝いに顔を出す感じで、アマゾンの配達をやってるヤツもいましたね。

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 雄翔は身長が170センチちょっとで大柄ではないですが、首から手の平までガッツリ刺青が入っていて、見た目はイカつかったですね。片親で3人兄弟、決して恵まれた育ちではなかったはず。今は子どもを2人持つ、責任ある父親という立場でもあったようです」

首のタトゥーをのぞかせる雄翔容疑者(本人SNSより)
ダブルピースで写真に写るまだタトゥーを入れる前の雄翔容疑者(本人SNSより)

彼女との「アナ雪」プリクラデート

 雄翔容疑者が中学を卒業して、まだ間もない頃のSNSには、当時の彼女との「アナと雪の女王♡映画デート」と書かれたツーショットプリクラをアップするなど、恋愛に楽しみ悩む青年期の投稿で溢れかえっていた。金髪にピアスと派手な見た目ながらも、千葉の建設現場にまで赴き、汗を流してマジメに働く一面もあったようだ。当時の投稿には、

《好きになれば切なくなることもある。行動すれば失敗することもある。信じていれば裏切られることもある。夢を追えば挫けることもある。生きていれば辛いこともある。でも、困難があるからこそ、人は強くなれるんだよ。とゆうことさ!》

 などと、自らを鼓舞する初々しい様子も垣間見える。

当時の彼女と雄翔容疑者のプリクラ。この頃はまだタトゥーは入れていない(本人SNSより)

 一方、弟の龍和容疑者の中学校時代のSNSには、学校内で上半身裸でダンスを踊る動画をアップするなど茶目っ気全開の投稿が多く残されながらも、「オールで学校は流石にきつかった」「呑みきた」などと、タバコと酒が写り込んだ写真と共に“非行”を窺わせる投稿が多く見られた。

 20歳を越える頃にもなると、兄弟の悪行はエスカレートしていったようだ。別の知人が話す。

兄弟は犯罪に手を染めていた

「聞いた話では2人とも寝坊は多かったようですが、上下関係や言葉遣いはしっかりとしていて月曜から土曜まで週6でマジメに働いていると聞きましたよ。ただワルであることは子供の頃から変わらず、『大麻やるとキマるんだよね』みたいなことを、仲間内で笑って話していたりと、兄弟が色々と犯罪に手を染めていることは周囲で知られていました」

 今回の事件の引き金となった、「違法薬物を巡るトラブル」とは何だったのか。

「雄翔は事件前、『大麻を持ち逃げされた』と憤っていたようで、解体会社の社長には事件直前に『これから話をつけてくる』と電話で息巻き、被害者たちを呼び出したようです。酒なども飲んでいなかったようですし、ヤンキーのメンツもあって急にスイッチが入ってしまったのでしょうか。いずれにせよ、こんな惨事にまで発展させてしまったのは許されないことだと思います」(同前)

 暴行はなぜ取り返しのつかないほどにエスカレートしてしまったのか。今後の真相解明が待たれる。

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 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks

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